気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年9月8日付
●自動車不振業種の社員ら受け入れ、他企業から増産要員(読売・8面)
●レアメタル戦略加速、経産省・アフリカで開発支援、商社・カザフ、インドで展開(読売・9面)
●いくらかかる:11年間乗り続けたら、ガソリン車549万円、ハイブリッド589万円(読売・10面)
●「環境の民主」鮮明、鳩山代表「温室ガス25%減」新政権を世界に発信(朝日・2面)
●高速道路無料化の試算、鳩山代表究明意欲、国交省次官「隠していない」(朝日・4面)
●自動車各社、エコ運転応援、燃費競争やポイント提供(朝日・9面)
●宮崎に太陽電池工場、昭和シェル(朝日・11面)
●JR高尾駅、新「NEX」一般公開、来月導入26日に展示会(毎日・22面)
●CO2ゼロ夢の挑戦、東海大、ソーラーカーレース参戦(東京・1面)
●中国での販売日本抜く、日産・台数、コマツ・売上高(日経・1面)
●ハイブリッド車、ホンダ、ミニバンにも投入、世界販売の1割に拡大(日経・13面)
●レオパレス/ガリバー、「カーシェア」で提携(日経・13面)
ひとくちコメント
民主党の鳩山由紀夫代表が朝日新聞社主催の地球環境フォーラムで「温室効果ガスを2020年までに1990年比25%削減する」という中期目標を表明した。
7日付の夕刊に続き、きょうの各紙が「『鳩山目標』大きな波紋」(読売)、「生産活動に制約、産業界、公約化を警戒」(産経)、「積極姿勢アピール、国民負担は重く」(日経)など、各界の様々な反応を取り上げている。
このうち、日経は麻生政権のもとで政府がまとめた試算で「25%削減に必要な具体策」を掲載。それによると、家庭では、太陽光発電の導入量を現状の55倍に増やし、新車販売の9割をエコカーにするといった対策が必須になると指摘。
産経によると、「自動車や電機業界にとっては一定の追い風を期待できる面もなくはない」としながらも「率直に『うん』といえるような目標ではない」(大手自動車会社)などのコメントを紹介している。
自動車メーカーでもエコカーの投入に出遅れているかどうかによっても見解が異なることは間違いない。