[総選挙09]週刊誌 特大号3誌を読み比べ

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「日本」の走る道はどこか。運転手のアクセルワーク、ハンドルさばきは……。総選挙で民主党が大勝した。直後発行の週刊誌3誌、『週刊文春』9月10日号(文藝春秋)、『週刊朝日』9月11日号(朝日新聞出版)、『週刊新潮』9月10日号(新潮社)の記事を読み比べる。順不動。

それぞれ「総選挙特大号」「特大号」「選挙特大号」と銘打っているが、売店や書店まで行って通常号より高い金額を払って、読んで良かったと思える記事は少ない。開票開始直後のTV特番を文字にして印刷したような内容が並ぶ。

文春の「スクープ速報30本 / 政権粉砕! 『勝者の混迷』と『敗者の怒声』」では候補者の選挙運動の様子を伝える。民主党で当選した田中真紀子氏は「高速無料化なんかどうでもいい」そうだ。今回の選挙のレポートではないが、巻末グラビア「自由民主党の54年 / その『栄華』と『崩壊』」は面白い。

朝日は「『鳩山内閣』の『内定者』リスト」を掲載、国交相に6人、環境相に5人(仮名含む)、経産相に6人の名前が挙がっている。

新潮には櫻井よしこ氏が連載の拡大版として「民主党政権が運んでくる『教育荒廃』と『エコ破綻』」を寄稿。「到底不可能」「国民負担も膨大」といった小見出しが並ぶ。新潮では、特集名の「われら衆愚の選択」という表現が刺激的だ。

当確確定から発売まで時間がなかったせいか、あるいは、あまりに予想通りの結果だったせいか、予定稿の事実関係を整理した程度の記事ばかりで、開票結果を受けての考察記事は見られない。次週以降に期待。
《高木啓》

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