22日午後、福井県南越前町内の北陸自動車道下り線で、前方での故障車発生ためにトンネル内で停車していたワゴン車に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突。クルマは前に停車していた大型トレーラーとの間に挟まれて中破。5人が死傷している。
福井県警・高速隊によると、事故が起きたのは22日の午後2時35分ごろ。南越前町新道付近の北陸自動車道下り線・今庄トンネル(全長2756m)内で、故障車発生で車線が塞がれたために停車していたワゴン車に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突した。
ワゴン車は前に押し出され、前方で停車していた大型トレーラーとの間に挟まれ、サンドイッチ状態で中破。運転していた35歳の男性が全身強打でまもなく死亡、同乗者4人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。警察は追突側のトラックを運転していた45歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
現場は片側2車線の直線区間。第1車線を走行していた乗用車のタイヤがパンクし、トンネル内で停車。後続の大型トレーラーとワゴン車は車線変更することができず、進路を塞がれ停車していた。
逮捕された男は調べに対して「前をよく見ていなかった」などと供述しているようだ。