ゼンリンデータコムは、NTTドコモと業務・資本提携の強化で合意したと発表した。
両社は2007年6月に業務・資本提携し、携帯電話向けの地図情報アプリケーションの提供や、携帯電話で取得する位置情報と連動したサービスなどを展開してきた。今回の提携強化で両社の協業をさらに確固たるものとし、携帯電話を利用した位置情報サービスにおける各種取組みをスピーディーに実現するとしている。
具体的にはゼンリンデータコム、ドコモ両社のもつ技術およびサービスを融合し、地図上の観光情報や地域スポット情報の充実、地下街地図の整備などによる地図データコンテンツの充実、3D技術などの応用によるナビゲーションの高度化などにより、位置情報に基づく行動支援サービスの提供を検討する。
提携強化に向けてNTTドコモはゼンリンデータが発行する第三者割当増資3038株を引き受ける。ゼンリンデータコムはゼンリン向けにも3400株を発行する。増資後のNTTドコモのゼンリンデータコムへの出資比率は20.6%となる。