前方の死角にいた男児を父親運転のクルマがはねる

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19日夕方、熊本県多良木町内の民家敷地内で、玄関付近に乗り入れたワゴン車が、車体前方に立っていたとみられる1歳の男児に衝突。男児はクルマの下敷きとなり、収容先の病院で死亡した。警察はクルマを運転していた50歳の父親から事情を聞いている。

熊本県警・多良木署によると、事故が起きたのは19日の午後6時50分ごろ。多良木町多良木付近にある民家の敷地内で、玄関前に前進で乗り入れた50歳男性の運転するワゴン車が、車体左前方に立っていたとみられる1歳の男児に衝突した。

クルマは転倒した男児の存在に気づかず進行。後に玄関から出てきた家族が発見して消防に通報。男児は近くの病院に収容されたが、頭部強打が原因で約1時間後に死亡した。警察はクルマを運転していた男性から自動車運転過失致死容疑で事情を聞いている。

調べに対して男性は「男児がそこにいることにはまったく気づいておらず、盛り土に乗り上げたものと思った」などと供述しているようだ。警察では男児が運転席からの死角部分に入っていたものとみている。

《石田真一》

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