27日午後、愛知県名古屋市千種区内で発見された盗難手配の出されていた乗用車1台が警察署に移送される直前、再び盗まれる事件が起きた。警官が現場を離れた隙に、このクルマを盗んだ人物がクルマを動かしたものとみられている。
愛知県警・千種署によると、事件が起きたのは27日の午後0時15分ごろ。これに先立つ同日の午前7時45分ごろ、名古屋市千種区猪高町猪子石猪々道付近にある会社の従業員から「会社の駐車場に無断で止められた乗用車がある」との通報が寄せられた。
これを受けて現場に訪れた同署員2人がナンバーの確認をしたところ、今月上旬に豊田市内の中古車店から盗まれた3台のクルマのうちの1台であることがわかった。
2人は同署に運ぶためのレッカー車を手配。その後は別の職務のために午前11時10分ごろ現場を離れたが、午後0時15分ごろにレッカー業者が訪れた際にはクルマが無くなっていたという。クルマを盗んだ人物が発進させたとみられている。