高速度で対向車線側に逸脱か、多重衝突で4人死傷

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27日早朝、埼玉県新座市内の国道254号を走行中の乗用車が、追い越そうとした隣車線のワゴン車に接触。弾みで中央分離帯を乗り越えて対向車線側に逸脱し、対向車3台と次々に衝突するなど、5台が関係する多重事故に発展。4人が死傷している。

埼玉県警・新座署によると、事故が起きたのは27日の午前5時45分ごろ。新座市大和田1丁目付近国道254号を走行していた乗用車が、前走のワゴン車を追い抜こうとした際、このクルマと接触。弾みで中央分離帯を乗り越え、対向車線側に逸脱。乗用車は対向車線を順走していた別の乗用車1台と正面衝突。さらに後続の普通トラック2台に次々と衝突するなど、車両5台が関係する多重衝突に発展した。

正面衝突した2台の乗用車は大破。順走側のクルマを運転していた34歳の男性が全身強打でまもなく死亡。逸脱側のクルマを運転していた40歳の男性が腰骨を折る重傷。トラックの運転者2人も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。

現場は片側2車線の直線区間。逸脱した乗用車は追い抜きを繰り返しながら、90 - 100km/h程度の速度で走行していたとみられる。順走側のクルマは運転席部分をもぎ取られるように大破しており、中央分離帯を軽々と乗り越えた経緯からも逸脱側のクルマが高速度で進行していた可能性は極めて高いと推測されている。

《石田真一》

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