GMと米軍のテストコースがオープン…砂漠の要塞?

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GMと米軍のテストコースがオープン…砂漠の要塞?
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GMは23日、アリゾナ州ユマにプルービンググラウンドを開設した。米軍と共同で利用する車両開発の一大拠点となる。

GMは、アリゾナ州メサにプルービンググラウンドを置いていたが、再開発に伴って移転を余儀なくされた。代替の土地を探していたところ、ユマの米軍所有地の一部をテストコースとして利用できることとなり、2年前から施設の整備を進めてきた。

このほど完成したプルービンググラウンドは、敷地面積2400エーカー(東京ドーム約208個分)という圧倒的スケール。全長5.6kmのサーキットコースが3レーン、全長2.25kmのストレートコースが2‐3レーン、全長5kmのライドコースが2 - 4レーンなど、テストコースの総延長は約64kmにも達する。実験棟やオフィスなどの建物も、広大な敷地を生かして、ゆったりと配置されている。

また、ユマは全米でも随一の灼熱地帯としても知られ、耐熱テストに最適な場所。米軍施設なので周囲は完璧なセキュリティ体制が敷かれており、スクープ写真を撮られる心配も少ないという。

GMの車両開発部門のケン・モリス氏は、「我々は耐熱テストを行える場所を探しており、米軍とユマ郡の協力で最高の施設が完成した。GMのいくつかの重要プロシェクトを開発する拠点となる」と語っている。

ユマプルービンググラウンドには、総勢75名の技術者やテストドライバーが勤務し、開発業務に当たる。GMが公表した空撮写真は、まさに砂漠に出現した要塞だ。

《森脇稔》

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