2歳児ひき逃げ、学校法人の理事長を逮捕

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6月下旬に神奈川県横浜市西区内で発生した女児死亡ひき逃げ事件について、神奈川県警は19日までに77歳の男を自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。男は現場付近の学校法人の理事長職。容疑を大筋で認めているという。

神奈川県警・戸部署によると、問題の事故は今年6月30日の午前11時35分ごろ発生した。横浜市西区戸部本町付近の市道で、母親に追従するかたちで道路を横断していた2歳の女児が、交差点を右折進行してきた乗用車にはねられた。女児は頭部を強打し、まもなく死亡。クルマはそのまま逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

容疑車両は通行人によって目撃されており、ナンバーの一部も記憶している人がいたことから、警察ではこれを元に車当たり捜査を開始。現場付近の学校法人が所有する乗用車が目撃証言に似通っていることから、任意提出を受けて検証を行ったところ、底部に擦過痕があることを確認。事故当時にこのクルマを運転していた同法人で理事長職にある77歳の男から事情を聞いたところ、「何かに当たったような感じはした」と供述したため、19日までにひき逃げ容疑で逮捕している。

現場は信号機の無い丁字路交差点。男は事故後も通常の勤務に就いていたという。調べに対しては「怖くなって逃げた」などとも供述しているようだ。

《石田真一》

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