ジャガー Cタイプ、オークションに出品

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1952年式ジャガーCタイプ
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大手オークション会社、RMオークションは8月13 - 15日、米国カリフォルニア州モントレーで開催される「スポーツ&クラシック」オークションに、1952年式ジャガー『Cタイプ』を出品すると発表した。

ジャガーは1951年、『XK120』をベースにしたレーシングカー、Cタイプを開発。3.4リットル直6エンジン(205ps)をチューブラーフレーム+オールアルミボディに搭載し、51年と53年のルマン24時間耐久レースで優勝。ジャガーの名声を決定的なものとした。

オークションに出品されるのは、全生産台数53台のうちの1台で、52年に米国上陸第1号車となったモデル。シャシーナンバー「XKC-007」は、伝説的レーシングドライバーのフィル・ヒル氏(米国人初のF1優勝ドライバー。2008年に81歳で死去)のドライブによって、この年の「シェルダンカップ」と「トレーパインズ」を制した。

このXKC-007はレース引退後、複数のコレクターの元を渡り歩き、ジャガーのエキスパート、テリー・ラーソン氏がフルレストア。93年からは、コレクターの「Jerry and Kathy Nell」が所有していた。94年には、北米のジャガーオーナーズクラブイベントで一般公開。2002年には、フィル・ヒル氏とともにペブルビーチで同車の50周年を祝福した。06年の「Elkhart Lake」では、現役時代そのままの輝きを披露している。

XKC-007は、現在でもオリジナルエンジン、オリジナルボディを保つ貴重なCタイプ。美しいブリティッシュレーシンググリーンの1台に、一体いくらの値が付けられるだろうか。
《森脇稔》

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