日本自動車工業会の青木哲会長は16日の定例記者会見で、4 - 6月期のGDP(国内総生産)が前期を上回る伸びとなった中国について「景気対策や自動車の需要刺激策など色々な施策を展開し、回復が強くなっている。歓迎すべきこと」と評価した。
中国は1 - 6月の新車販売が米国を上回り、初めて世界1の規模に躍進している。青木会長は世界の新車需要について「米国のマーケットは大変苦戦している。欧州もまだら模様なので中国の重要性は益々、増している」と述べた。
現状では小型車購入への減税など需要刺激策が「功を奏している」と指摘、世界最大の市場となっただけに「今後も安定的な成長を望みたい」と、米国に変わるクルマ大国への期待を表明した。