6月28日未明、沖縄県浦添市内の国道58号で、暴走族のバイクを追跡していたパトカーが、暴走行為とは無関係のバイクに追突する事故が起きた。バイクは転倒し、運転していた16歳の男子高校生が軽傷を負っている。
沖縄県警・浦添署によると、事故が起きたのは6月28日の午前3時5分ごろ。浦添市港川付近の国道58号で、暴走族のバイクを追跡していた同署のパトカーが、暴走行為とはまったく関係の無い別のバイクに追突した。
バイクは追突の弾みで転倒。運転していた16歳の男子高校生は路上に投げ出された際に全身を打撲する軽傷を負った。暴走族のバイクは混乱に乗じ、そのまま逃走。警察ではパトカーを運転していた29歳のパトカー乗員から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。
現場は片側3車線の直線区間。事故当時、暴走族のバイクは第2車線を走行。パトカーはサイレンと赤色灯を使用した状態で第3車線を走行。並走しながら暴走族のバイクを撮影しようとしていた。追突被害に遭った高校生のバイクはパトカーと同じ第3車線を走行していたという。
警察ではパトカー側が第2車線を進行するバイクに気を取られ、自車線を見ていなかったことが事故の主因とみている。