フェラーリが今シーズンのマシン「F60」の開発を諦め、来年のマシン開発に重点を移すことになりそうだ。
コンストラクターズのトップを走るブラウンGPに80ポイント近い差を付けられてしまったフェラーリ。ドライバーズチャンピオンシップでもフェリペ・マッサはジェンソン・バトンに48ポイントもの大量リードを築かれている。
さらにテスト量が大幅に制限された今年は、このギャップを取り戻すことはほぼ不可能と判断した模様だ。
「次のレースに向けてパフォーマンスを改善できるという自信はある。だが、テストができない現状をふまえると、マシンを劇的に変身させることは不可能とまでは行かなくても、難しいのが現実。われわれはもうすぐ来季マシンに照準を合わせることになるだろう」と、モンテゼモーロ社長はコメントしている。