パナソニック・セミコンダクター社は29日、HDMI Licensingが公開した最新のHDMIバージョン1.4に準拠した据置用3D規格対応、モバイル用タイプDコネクタ規格・3D規格対応、車載用タイプEコネクタ規格対応のLSIを開発したと発表した。モバイル用、車載用は6月末から、据置用「Tx」は9月から、据置用「Rx」は10月からそれぞれサンプル出荷を開始する。
据置用とモバイル用では、3D映像を伝送するための各種フォーマット対応により、伝送フォーマットに関わらずHDMIによるデジタル接続ができる機器を容易に実現可能となる。モバイル用では、ケーブル径が細いため伝送信号が減衰しやすいタイプDコネクタの信号を補正する機能を小型パッケージに搭載することで、モバイル機器のHDMIデジタル接続における良好な伝送特性を容易に実現する。車載用では、タイプEコネクタを使用した車載ハーネスに対応し、車載品質を満足することにより、HDMIデジタル接続対応車載AV機器を実現するとしている。
新製品を使用することにより、今後商品化が期待される3D映像の視聴が可能な据置型AV機器やモバイルAV機器、車載AV機器などのHDMIバージョン1.4の各種規格対応機器を容易に実現することができる。