コルベット ZR-1 に2010年モデル…ローンチコントロール標準装備

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コルベット ZR-1 に2010年モデル…ローンチコントロール標準装備
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GMはシボレー『コルベット』の最強モデル、「ZR-1」の2010年モデルを発表した。レーシングカー並みのスタートダッシュを可能にするローンチコントロールの標準採用が話題だ。

コルベットZR-1は、2008年1月のデトロイトモーターショーで初公開。「LS9」型6.2リットルV8にイートン製スーパーチャージャーを組み合わせ、最大出力638ps、最大トルク83.5kgmというモンスターぶりを発揮する。

ブレーキはカーボンセラミックで、キャリパーはフロント6ピストン、リア4ピストン。タイヤはミシュラン「パイロットスポーツ2」で、サイズは前が285/30ZR19、後ろが335/25ZR20だ。

トランスミッションは6速MT、駆動方式はFRと、目立ったハイテクは装備していないが、0-100km/h加速3.6秒、最高速330km/hの実力は世界トップクラス。ドイツ・ニュルブルクリンクのラップタイムは、日産『GT-R』を上回る7分26秒04で、これは現時点の市販車最速記録である。

そんなZR-1の2010年モデルには、PTM(パフォーマンス・トラクション・マネジメント)を標準装備。これは、いわゆるローンチコントロールで、素早いスタートダッシュを可能にする。

ZR-1のPTMは、スイッチを押し、停止状態でドライバーがアクセルを床まで踏み込み、クラッチをつなぐと作動。わずか100分の1秒で最適なトルクを引き出し、強烈な発進加速を実現する。

このほか2010年モデルでは、ボディカラーに新色のトーチレッド、内装色にカシミア、アルミホイールにコンペティショングレーを新設定。米国での価格は10万9530ドル(約1050万円)と、従来よりも2910ドル(約28万円)上昇した。

ライバルの日産GT-Rは3月、北米仕様の2010年モデルをリリース。北米日産は公表していないが、ゼロヨンなど過酷な使用を繰り返した顧客に故障が発生したため、2010年モデルからローンチコントロールの採用を見送ったといわれる。コルベットZR-1のPTMが、どれほどの信頼性を備えているのか、気になるところだ。

《森脇稔》

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