東京商工リサーチが発表した5月の全国企業倒産状況によると、倒産件数は前年同月比6.7%減の1203件となり、1年ぶりに前年同月を下回った。
5月の倒産の負債総額は5398億8400万円、同1.8%減で、2か月連続でマイナスとなった。
産業別では、10産業のうち、7産業で倒産件数がマイナスとなった。地区別では全国9地区のうち、7地区でマイナスとなった。
法的倒産の構成比は70.8%と過去最高となった。従業員被害状況では1万0933人で、16か月連続で1万人を超えた。
原因別では運転資金不足が67件と、1年3か月ぶりに60件台に低下した。メーカーの減産による影響での倒産は37件だった。