GM 破産…サターンは大手ディーラーへ売却

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GMは5日、「サターン」ブランドをペンスキーオートモーティブグループに売却することで暫定合意に達したことを明らかにした。売却額は公表されていない。

ロジャー・ペンスキー氏が代表を務めるペンスキーオートモーティブグループは、米国で2番目に大きいディーラーネットワーク。その取り扱いブランドは16に及び、全米約300拠点に販売網を構築している。

2006年6月には、ダイムラーと「スマート」ブランドの米国ディストリビューター契約を締結。2008年1月にスマート『フォーツー』を米国に初上陸させ、顧客の小型車&エコ志向に乗ってヒットさせたのが記憶に新しい。

また、ペンスキー氏はペンスキーレーシングチームの代表でもあり、同チームはインディ500で最多勝記録を保持している。まさに、ペンスキーオートモーティブグループは、アメリカンドリームの象徴のような企業だ。

GMがサターン売却に当たって条件としたのは、全米350以上の販売店と約1万3000人の従業員を引き継ぐこと。韓国のルノーサムスンもサターン買収に名乗りを上げていたが、この条件で合致しなかったもようだ。

今後の販売車種については、不採算モデルを整理し、『オーラ』『ビュー』『アウトルック』の3車種に絞り込む。これら3車種は、GMが引き続き生産し、ペンスキー社に供給する。ロジャー・ペンスキー氏は「サターンは約20年間に渡って、顧客重視の姿勢を貫いてきた。我々はその思想を受け継ぎ、さらに強固なブランドに発展させる」と、意気込みを語っている。

GMは7-9月をメドに、ペンスキー社と正式契約を締結したい方針。「オペル」「ハマー」に続いて「サターン」の身売り先が決定したことで、GMが売却を予定しているブランドは「サーブ」が残るのみとなった。

《森脇稔》

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