競技用自転車、鋼鉄製ゲートに激突

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5月30日午後、岐阜県関市内の市道を走行していた競技用の自転車が、ハイキングコースへの車両進入を防ぐために設置された鋼鉄製ゲートに衝突する事故が起きた。自転車に乗っていた18歳の男子大学生が死亡している。

岐阜県警・関署によると、事故が起きたのは5月30日の午後2時10分ごろ。関市迫間付近の市道(関南アルプスハイキングコース)で、ロードレース走行の練習をしていた18際の男子大学生の乗る競技用自転車が、コース入口付近に設置された鋼鉄製ゲートに衝突した。

自転車は大破。男子大学生は衝突の弾みで数メートル飛ばされて全身を強打。近くの病院に収容されたが、まもなく死亡している。

現場は山間部に設置されたハイキングコース。死亡した男児大学生は、大学の自転車競技部に所属する部員2名と一緒に走行練習をしていた。ゲートはハイキングコースへの自動車進入を防ぐためのもので、横に幅1m程度の歩行者・自転車用の入口が開いていた。

現場は下り坂。ゲート手前はカーブになっており、前方の見通しが悪かった。自転車は衝突直前には40km/h超の速度に達していたとみられる。他の2人はこのコースを走行していた経験があったが、死亡した男子大学生は初めてだった。警察ではゲートの存在を忘れ、減速しないままカーブに入り、そのままゲートに突っ込んだものとみている。

《石田真一》

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