23日朝、福島県いわき市内の国道49号で、交差点を直進しようとしていた乗用車と、対向車線側から右折してきた別の乗用車が衝突する事故が起きた。直進側のクルマに後続していたトラックも追突。直進側の運転者が死亡している。
福島県警・いわき中央署によると、事故が起きたのは23日の午前7時40分ごろ。いわき市好間町北好間付近の国道49号で、交差点を直進しようとしていた乗用車と、対向車線側から右折してきた別の乗用車が衝突。交差点中央部で立ち往生した2台に対し、直進側の普通トラックが追突した。
直進側の乗用車は前後から押し潰されるようにして大破。運転していた34歳の男性は近くの病院に収容されたが、全身強打が原因で約2時間30分後に死亡。トラックを運転していた61歳の男性にケガはなかった。警察は右折側のクルマを運転していた22歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
現場は片側1車線の直線区間。調べに対して男は「出勤のために急いでいた」などと供述しており、警察では直進車の存在を認識しながら、右折を強行したものとみている。