東芝、携帯電話の国内自社生産から撤退…海外企業に生産委託

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東芝は、携帯電話の生産体制を見直し、現在日野工場(東京都日野市)で行っている携帯電話の製造業務を今年10月から海外の企業へ委託することを決定した。

これに伴い日野工場をグローバル生産ヘッドクォーターとして位置づけ、生産管理業務、製造委託先での新機種生産の立上げ支援と修理・サービス業務を行う拠点とする。開発・設計業務については、引き続き日野工場で行う。

携帯電話の国内市場は、国内通信事業者の販売方式変更に伴うユーザーの買い替えサイクルの長期化や金融不安等に起因する消費低迷などの影響で、市場規模が急激に縮小している。同社では、市場環境の変動に対応した事業構造改革の一環として生産体制を見直す。

国内で製造していた国内向け携帯電話は海外EMS企業に製造委託するが、既に東芝情報機器杭州社で生産を行なっているスマートフォンについては、国内向け海外向け共に引き続き自社生産する。

現在日野工場で携帯電話の製造に従事する従業員約200人については、グループ内での再配置を行う。

《レスポンス編集部》

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