住友商事、北海油田で権益を取得 蘭社を買収

自動車 ビジネス 企業動向

住友商事は15日、オランダ石油開発会社オレンジナッソーエナジー社(ONE社)の全発行済み株式を、ウェンデル社傘下のオレンジナッソーグループ社(ONG社)から買収する契約をディアスUK社、ONH社と共同で締結した。株式取得金額は総額約850億円。 

ONE社は英国領北海、オランダ領北海、ガボンをコアエリアとして石油ガス上流資産を保有しており、バザード油田を除く英国領北海のすべての保有資産をONE社の共同買収が完了すると同時に住友商事が取得する。

住友商事の買収対象権益は、英国領北海における可採埋蔵量ベースで第3位の大規模油田であるエルギン・フランクリン油田や、ウイッチファーム油田を含む計6鉱区。
 
今回ONE社の入札に共同で応札した後、契約交渉を行ってきたものでONE社の親会社であるウェンデル社、ONG社の取締役会の承認を経て株式売買契約を締結した。
 
今回の獲得資産による住友商事の石油、ガスの持ち分量は石油換算日量約7000バレルで、2030年まで長期にわたり安定した生産が期待されるとしている。英国領北海は住友商事の石油ガス開発事業の重点取り組み地域の一つであり、今回獲得した鉱区の権益を基盤にして、今後も同地域での石油・ガス田開発に注力し、優良上流資産の積み上げを図っていく方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集