16日(予選)、17日(決勝)に全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦が、三重県・鈴鹿サーキットで開催される。新生・鈴鹿での初の開催であるとともに、次の第3戦ツインリンクまで中1週おいての開催となるため、ここがシリーズ前半戦の山場。
鈴鹿はリニューアルオープンしたばかりで、今年は開幕前の合同テストが行なわれていない。どのドライバーも、土曜日午前の練習走行で、初めて鈴鹿でのFN09の感触を試すことになる。そんな状況で、いかにセットアップをまとめるか。
また今年はスリックタイヤが通年1スペックということで、従来の鈴鹿用よりハードになるため、昨年とは異なるタイヤマネージメントになる。またマシンのダウンフォースが増えている分、コーナー区間での速度は上がるはずだが、ラインを外すと修正が難しい。これらの処理が予選タイムの差となりそうだ。
さらにレース距離が250kmということで、スタート時の燃料搭載量がチームによって違ってくるだろう。スタートでの出足やラップタイムだけでなく、ピット戦略も変わってくる。
注目のドライバーは、開幕戦をリタイヤで終えたディフェンディング・チャンピオンの松田次生(#1、LAWSONTEAMIMPUL)、テストで抜群の仕上がりを見せながら開幕決勝はノーポイントだったアンドレ・ロッテラー(#36、PETRONASTOM'S)、決勝ポールポジションから3位となった平手晃平(#20、aheadTEAMIMPUL)、優勝したブノワ・トレルイエ(#2、LAWSONTEAMIMPUL)と最後まで競り合い2位となった伊沢拓也(#41、DOCOMO TEAM DANDELION RACING)ら。
ルーキーではデビュー戦でポイントを挙げた塚越広大(#10、HFDPRACING)、塚越と競り合った大嶋和也(#37、PETRONASTOM'S)、予選でルーキー最上位だった国本京佑(#7、TeamLeMans)らに期待できる。
決勝スタートは17日14時30分。43周で争われる。