三井化学は21日、2009年3月期の通期連結業績見通しの利益を下方修正した。
事業環境の悪化で営業赤字は250億円を予想していたが460億円に赤字額が膨らむ見通し。経常赤字も300億円から510億円に下方修正した。
最終赤字は繰延税金資産の取り崩しによる多額の税金費用が発生する見込みで、130億円を見込んでいたが950億円になる見通し。
売上高は1兆4500億円から1兆5000億円に上方修正した。
同社は大幅な最終赤字を計上することから、現在実施している役員・管理職の報酬カットなどの緊急対策に加えて、追加的な緊急対策を実施する予定で、5月12日に発表する。