三井造船、ハイビジョンカメラを搭載した水中ロボットを納入

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三井造船は21日、水産土木建設技術センター長崎支所向け水中ロボット『Mitsui RTV.N-Hyper200EXY』が完成し、納品したと発表した。 

このロボットは、潮流が早い海域でもスムーズに動くことができるように高出力スラスタ(推進器)を装備し、高機能なデジタル制御と超音波探査ソーナーの採用により、従来機種と比べ大幅に操縦性能を向上した最新鋭機種。

海中を撮影するテレビカメラには、操縦用のカラーTVカメラのほかに、発注者の調査ミッション(記録映像の高画質化)から映像記録またはスナップショット用にデジタルハイビジョンカメラを別置きで装備しており、より高画質の水中映像を記録することができる。これにより魚礁の集魚状況調査において魚種の判別などがより一層正確になるとしている。
 
ロボットでは、操縦者の運用負荷を軽減するため、操縦支援機能を充実、各種の自動操縦モード(ソーナートラッキング機能、自動方位保持、自動深度保持、自動ロール角水平保持、自動トリム角保持、)を装備する。
 
同社は、小型汎用水中ロボットの製造実績が300台あり、海洋調査の分野でも数多くの納入実績がある。今後、海洋調査の分野で、今回のロボットのような小型高性能型水中ロボットを拡販していくとともに、ダイバーでは作業できない深度の海洋構造物の維持管理に使用する小型水中ロボットを港湾工事会社、潜水調査会社、海洋調査会社などにも積極的に売り込んでいく方針だ。

《レスポンス編集部》

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