トヨタ系中堅部品メーカーの東海理化は16日、本杢の質感を生かしたステアリングホイールとシフトノブを開発したと発表した。トヨタの新型『クラウンマジェスタ』から採用された。
ミロクテクノウッド(田中勝久社長、高知県南国市)、高知県工業技術センター(西内豊所長、高知県高知市)と共同開発したもので、木材に特殊樹脂を含浸させる樹脂含浸により、木の触り心地を残しながら湿気やキズなどから製品を保護する。
長年、本杢に携わってきた職人の経験に裏打ちされた技術と最新の工業技術を融合した。同工法による自動車内装部品は世界初。