ダイムラーは8日、ニューヨークモーターショーでメルセデスベンツ『GLクラス』の改良モデルを発表した。デビュー3年目のフェイスリフトで、新鮮さをアピールする。
GLクラスは、2006年1月のデトロイトモーターショーでデビュー。『Mクラス』のロングホイールベース仕様に位置づけられ、Mクラスにはない3列シートを採用。ボディサイズは全長5100×全幅1955×全高1840mm、ホイールベース3075mmというフルサイズSUVだ。
発売3年を経ての初のマイナーチェンジでは、フロントマスクを小変更。新デザインのグリルやバンパー、クローム仕上げのアンダーガードが目を引く。バンパーにはデイタイムランニングライトを内蔵。リアはバンパー、アンダーガード、クロームテールパイプが新デザインだ。足元を引き締めるアルミホイールも一新された。
インテリアは、新形状のマルチファンクションステアリングホイール、むち打ち軽減の「ネックプロ」ヘッドレストを新採用。シートはレザー+人工皮革「ARTICO」で、最上級の「GL500」(米国や日本では「GL550」)には、ナッパレザーが奢られた。オプションでツートンレザーも設定される。
メカニズム面では、エンジンの改良により、最大5%燃費を改善。ユーロ5に適合するクリーンな排出ガス性能も実現した。
新しいGLクラスはMクラスや『Rクラス』とともに、米国アラバマ州のタスカルーサ工場で生産。従来通り、北米がメインマーケットに据えられる。