NECは、欧州現地法人であるNECヨーロッパ社が東欧地域の事業体制を強化するため、ハンガリーのブタペストに新会社「NECイースタン・ヨーロッパ社」を4月1日付で発足させ、東欧市場全体の事業を統括する新体制を確立した。
NECはこれまで、NECヨーロッパ社傘下のハンガリー、ポーランド、チェコの各支店を通じて東欧ビジネスを拡大し、現在中東欧周辺の17か国で営業活動を展開している。
今後、東欧市場は、通信インフラ構築やデジタル放送網の整備本格化など、事業機会が拡大する見込み。今回の新体制構築は、通信・放送分野を中心とする同社のノウハウや過去の実績を活かしながら、各国の事情に合わせて、営業と技術部隊が一体となった幅広い事業活動を展開するのが目的。
NECは昨年4月、通信事業の技術サポートを行ってきたハンガリーのラインコム社を買収しており、今回この技術サポート部隊が新会社の中核部門となる。