警視庁は8日、今年2月上旬から中旬までの間、東京都内などでクルマ10台を次々に盗み、乗り回していたとして、19歳の少年を窃盗容疑で逮捕した。少年はインターネット上の自己紹介サイト(プロフ)で同乗者を募っていたという。
警視庁・少年事件課によると、逮捕された少年は今年2月6日から13日までの間、東京と江戸川区内を中心にクルマ10台を盗んだ疑いがもたれている。2月13日深夜にクルマを盗もうとした際、車内で仮眠していた所有者に発見され、窃盗未遂容疑で逮捕されていた。
少年はクルマを盗み、プロフで「クルマに乗りたい人いませんか?」などと同乗者を募り、実際に14-19歳の男女を乗せてドライブに行っていたという。ガソリンが切れる度にクルマを乗り換え、同乗希望者が増えるに従い、盗むクルマも大型化していったようだ。
調べに対して少年は「タクシー運転手だった祖父の運転を見たり、ゲームでクルマの運転を覚えた」と供述。中学生の頃から無免許運転を続けていたという。窃盗未遂での逮捕時は家出中で、家出の発端も「親族に無免許運転を注意され、腹が立ったから」というものだった。