7日午前、東京都豊島区内にあるセルフ式ガソリンスタンドで、店長の男性が稼動中の自動洗車機と壁の間に体を挟まれる事故が起きた。男性は意識不明の重体。警察では事故が発生した経緯を調べている。
警視庁・巣鴨署によると、警察が事故発生を認知したのは7日の午前9時35分ごろ。豊島区西巣鴨4丁目付近にあるセルフ式ガソリンスタンドを訪れていた客から「従業員の男性が洗車機と壁の間に体を挟まれ、意識が無い」との通報が消防に寄せられた。
消防から連絡を受けて現場に急行した同署員が、自動洗車機に挟まれた状態で意識を失っている35歳の男性店長を確認。男性は近くの病院に収容されたが、胸部を強打したことが原因で意識不明の重体となっている。
男性は洗車機の右側(コントローパネル側)に挟まれていた。最深部では洗車機と壁面の間に約50cmの余地があるが、男性が挟まれた場所には柱があり、約15cmの隙間しかなかった。通常はこの位置に人が立ち入ることはないという。
発見した男性は店を訪れた直後で、「警報が鳴り響いたことで異常に気づいた」などと話している。洗車されていたのは、先に店を訪れていた女性客のものだった。警察では挟まれた男性が非常に使う停止スイッチを操作していたかどうについても調べを進めている。