今週末の4・5日、富士スピードウェイでフォーミュラ・ニッポンの09シーズンの第1戦が開催される。
今シーズンは経済状況の影響を受け、鈴木亜久里監督率いるARTAや、近藤真彦監督率いるKONDO RACINGなどが撤退。新チームHFDP(Honda Formula Dream Project)RACINGの新規参入などもあり、総勢13台となった。
そしていよいよ日本独自コンセプトの新型シャシー「FN09」が、実戦を迎える。さらに、いまや唯一となったホンダ製の4輪レース用エンジン「HR09E」も登場し、しかもトヨタ製「RV8K」エンジンと激突。世界でもトヨタvsホンダを見られる唯一のカテゴリーとなっている。
さらに、ドライバーラインナップも大きく変更。今シーズンは3名のルーキーが挑む。ヨーロッパ帰りの塚越広大、大嶋和也の2名と、08年F3マカオGPウィナーである国本京佑だ。さらに、同カテゴリーの08年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した平手晃平や、井沢拓也、石浦宏明ら2年目の選手も3名。平均年齢は28.2歳から26.1歳に下がっている。
そんな若手らを迎え撃つのが、3連覇のかかる王者・松田次生。今年も、星野一義監督率いるLAWSON TEAM IMPULからカーナンバー1で出走する。
FN09を使った合同テストは2回とも天候不順で周回数を確保できず、どのチームも準備不足といわれている。もしかしたら、若手たちによる大番狂わせも見られるかも知れない。チームとドライバーラインナップは以下の通り。
●LAWSON TEAM IMPUL(監督:星野一義)T※
1号車:松田次生(29歳)/ 2号車:ブノワ・トレルイエ(32歳)
●Team LeMans(監督:土沼廣芳)T※
7号車:国本京佑(20歳)/ 8号車:石浦宏明(27歳)
●HFDP RACING(監督:田中弘)H※
10号車:塚越広大(22歳)
●ahead TEAM IMPUL(監督:黒澤琢弥)T※
20号車:平手晃平(22歳)
●NAKAJIMA RACING(監督:中嶋悟)
31号車:ロイック・デュバル(26歳)/ 32号車:小暮卓史(28歳)
●TEAM TOM'S(監督:舘信秀)T※
36号車:アンドレ・ロッテラー(27歳)/ 37号車:大嶋和也(21歳)
●DOCOMO TEAM DANDELION RACING(吉田則光)H※
40号車:リチャード・ライアン(29歳)/ 41号車:伊沢拓也(24歳)
●CERUMO/INGING(監督:竹内浩典)T※
48号車:立川祐路(33歳)
※T…トヨタエンジン ※H…ホンダエンジン