ボルボは1日、デザイン担当副社長にピーター・ホーバリーを任命した。前任のスティーブ・マティンはボルボを退職する。
ホーバリーはイギリス生まれの59歳。ボルボでは1991年から2002年までデザイン部長を務め、それまでのボルボの箱形デザインからの脱却に成功、『XC90』SUVといった新型車をラインナップに追加、数々のコンセプトカーでも評価を得てきた。
その後、フォードモーター(フォードグループ本部)に異動、高級車グループ(アストンマーチン、ジャガー、ランドローバー、ボルボ)のデザイン担当取締役、さらに北米製品(フォード、リンカーン、マーキュリー)のデザイン担当取締役を務めていた。
“出戻り”人事ととれなくもないが、フォードグループ再建の一環として、ボルボを分離する動きがあると考えると、その可能性が強まったということか。