トヨタ自動車の国内営業を担当する一丸陽一郎専務は、28日から本格実施される高速道路の料金割引は、自動車ユーザーが遠出することなどにより「クルマへの関心を高めてもらえる機会になる」と述べた。
一丸専務は、いわゆる「1000円高速」の実施は、冷え込んでいる国内市場の回復に向けた「材料のひとつ」になるとの見解を示した。
自動車の使用年数は、長距離のドライブを控える動きなどによって年々伸びており、新車需要低迷の一因となっている。一丸専務は「高速道を走っていただくことで、新しいクルマが欲しくなったという顧客も増えるはず」と、代替需要の活発化に期待を表明した。