マツダ、中国3都市にトレーニングセンターを開設

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マツダは25日、中国の事業統括子会社であるマツダ(中国)企業管理有限公司が北京、上海、深センの3都市に「マツダ(中国)トレーニングセンター」を開設したと発表した。

新設したトレーニングセンターを活用して、マツダ(中国)が主に現地ディストリビューターである一汽マツダ汽車販売有限公司と、長安フォードマツダ汽車有限公司販売分公司のマツダ車販売部門向けに、各ディストリビューターはそれぞれの系列販売店のマネジメント、セールススタッフ、サービススタッフ向けに研修を実施する。

マツダ(中国)は、中国でのマツダの成長の鍵となる販売体制を強化するため、トレーニングセンターを設立、業界トップレベルの販売力、整備技術力、顧客対応力とそれにともなう顧客満足度の向上を目指す。
 
また、これまで一汽マツダと長安フォードマツダのマツダ販売部門は、それぞれの関連施設で研修を行ってきたが、既存施設の活用に加え、新たに3都市に開設されたマツダ(中国)トレーニングセンターにより、収容力、利便性が向上する。
 
研修の内容はマネジメント、営業、サービスの各領域に分かれ、マネジメント領域ではディーラー経営に関する研修、営業領域では商談力強化のための研修を実施する。また、サービス領域では、サービススタッフとサービスアドバイザー向けにレベルに応じた研修プログラムを提供し、全体で年間約5000人を受け入れる予定。
 
マツダの中国における販売網は急速に拡大しており、一汽マツダの店舗数は、2008年1月の92店から2009年2月末には126店に拡大した。長安フォードマツダのマツダ販売店は、同52店から92店に拡大しており、今後も増える見通し。マツダは販売網の拡大に併せて、ディストリビューターと販売店の人材育成に注力することで顧客満足度の向上を図り、中国での競争力を強化する。

《レスポンス編集部》

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