トヨタ自動車は19日、フランス電力公社(EDF)と共同で、街中の充電インフラを活用したプラグインハイブリッド車(PHV)100台の公道実証試験を仏ストラスブール市で2009年末に開始すると発表した。
車両は次期『プリウス』をベースに、リチウムイオン電池を採用した新型のPHVとなる。トヨタは同PHVを今年末から世界で約500台、フリート向けにリースする計画であり、この実証試験もその一環となる。
試験を通じ、トヨタはPHV技術や車両性能の研究開発、EDFは充電インフラの検証に取り組む。期間は3年で、EDFは参画企業の協力を得ながら、使用者の自宅や企業の施設、公共駐車場、公道沿いなどに数百基の充電スタンドを設置する計画。
トヨタは、2007年から日米欧でニッケル水素電池搭載のPHVの公道実証試験を行っている。欧州では、EDFと共同でパリおよびロンドンで公道試験中だ。