ホンダの高級車部門、アキュラは16日、新型クロスオーバーのティーザーキャンペーンを開始した。新型はクーペとSUVを融合したスタイリングを持ち、BMW『X6』を最大のライバルに据えている。
現時点でこの新型クロスオーバーの車名は不明。アキュラの大型SUV、『MDX』のシャシーをベースに開発され、アキュラのSUVラインナップでは、『RDX』と『MDX』の中間に位置づけられるという。
公開された写真は外観5点のみだが、真横の写真からはクーペのようなルーフラインとCピラー付近に隠された後部ドアハンドル、真上の写真からはグラマラスなフェンダーラインが確認できる。また、テールランプは斬新なデザインで、フロントにはLEDヘッドランプを採用。グリルはアキュラ車に共通する5角形タイプが装着されるようだ。
関係者によると、エンジンは『TL』や『MDX』などと同じ3.7リットルV6(306ps)。『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)で定評ある4WDシステム、「SH-AWD」が導入されるという。
アキュラの新型クロスオーバーは、4月8日に開幕するニューヨークモーターショーで正式発表。北米では2010年モデルとして発売される。現地では、BMW『X6』やインフィニティ『FX』が最大のライバルになりそうだ。