家族で連携し、車上荒らしを現行犯逮捕

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愛媛県警は12日、民家敷地内に侵入し、駐車中のクルマの車内からポーチ(時価1000円相当)を盗み出したとして、40歳の男を窃盗の現行犯で逮捕した。これまでに数度の被害を受けた男性が家族と共に張り込みを行い、犯行直後に男を取り押さえたという。

愛媛県警・西条署によると、逮捕された男は12日の午前4時5分ごろ、愛媛県西条市内にある民家敷地内に侵入。未施錠だった軽ワゴン車のドアを開け、ダッシュボード上に置かれていたポーチを盗んだ疑いがもたれている。

被害に遭ったクルマの所有者はこれまでに数度の車上荒らし被害を受けているが、今回は「あえて盗まれやすい状況」を作り出し、家族3人で張り込みを実施。クルマの前部を道路側に向け、道路からも見えやすい位置にポーチを置いていたという。男がポーチを手にクルマから離れようとしたところを包囲。現行犯で逮捕し、通報を受けて駆けつけた署員に身柄を引き渡した。

逮捕された男は新聞配達員で、勤務中に犯行に及んでいた可能性が高い。警察では余罪を追及するとともに、被害社宅でこれまでに起きた盗難事件についても調べを進めている。

《石田真一》

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