インターネットを活用したマーケティングソリューションを提案するエイジアは、自社開発した統合CRMシステム「WEB CAS」シリーズのアンケートシステム「WEB CAS formulator」を日産自動車に提供した。
日産は同システムをIR活動での投資家向けアンケート調査システムとして活用する。
日産のIR部は、従来から決算説明会の前後に行われるミーティングでの機関投資家や証券会社のアナリストとディスカッションや、電話でのヒアリング調査などで、企業活動全般およびIR活動などに関する意見の収集を行っている。
しかし、限られた時間と人員の中で直接意見を収集すると対象が限定されてしまうことに加え、手書きのアンケートの場合は回答する方に記入する手間がかかり回答率が低く「匿名でないと本音を言いにくい」などの課題があった。
そこで、これらの課題を解決する仕組みとしてウェブアンケートを実施する。
日産はシステムの選定では、低コストの運用が可能でIR部の担当者が直接アンケートを作成できることや回答結果をリアルタイムに確認できること、簡単に集計が行えることなどを評価して採用を決めた。
日産は機関投資家・証券会社の関係者を対象に、決算発表後に中期経営計画に関するアンケートを実施したり、本社移転後のIR活動の様式などに関するアンケートを実施したほか、個人投資家を対象としたIRメールマガジンの読者に対してもメールマガジンやIR活動の評価に関するアンケートを実施している。