スパイカーカーズ社の市販第1号車は、2000年に発売された『C8ラヴィオレット』とそのオープン版、『C8スパイダー』。ラヴィオレットの後継モデルとして開発されたのが、今回発表された『C8Aileron』だ。
同社の市販モデルとしては2世代目となるC8Aileronだが、そのスタイリングはラヴィオレットの特徴を色濃く残している。もともと、1800年代のスパイカー社は、航空機用エンジンで名をはせた会社。そのためラヴィオレットでは、内外装に航空機のプロペラをモチーフとしたデザインを採用していた。
今回のC8Aileronでは、プロペラからタービンにデザインモチーフを変更。フロントバンパー左右やボディサイド、ルーフのエアインテークなどが、タービンを思わせるデザインになっているのが見て取れる。
エンジンはアウディ製の4.2リットルV8(400ps)で、ミッドシップにレイアウト。トランスミッションは6速MTと6速ATが用意され、0-96km/h加速4.5秒、最高速300km/hという1級の性能をマークする。