【ジュネーブモーターショー09】ドイツから アルテガGT…環境性能の高いスポーツカー

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アルテガ社はジュネーブモーターショーに『アルテガGT』を出品した。0-100km/h加速4.8秒、最高速270km/hを実現しながら、燃費や排出ガス性能も高い2シーターのスポーツカーだ。

アルテガ社はドイツに設立された新しいスポーツカーメーカー。2007年3月のジュネーブモーターショーでアルテガGTを初公開した。ミッドに収まるエンジンはフォルクスワーゲン『パサートR36』用の3.6リットルV6「FSI」(300ps、35.7kgm)。トランスミッションは6速MTで、0-100km/h加速4.8秒、最高速270km/hという1級の性能を備えている。

ボディサイズは全長3950×全幅1880×全高1180mm。アルミスペースフレーム構造に、カーボンなどを使った軽量ボディを載せる手法により、車重は1116kgというライトウェイトに仕上げられた。

今回のジュネーブでは、アルテガGTの環境性能を正式発表。それによると、欧州複合モード燃費は11km/リットル、CO2排出量211g/kmで、ユーロ5に適合するクリーンな排出ガス性能を実現。また、安全性能についても、アルテガ社は「欧州の基準を満たす衝突安全性が確認できた」と話している。

アルテガGTはハンドメイド生産のため、2009年は350台、2010年は500台に生産台数は限られる見込み。欧州での価格は、7万9950ユーロ(約1000万円)となっている。

《森脇稔》

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