大型二次電池市場、2014年度に5321億円と予測…富士経済

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富士経済は、携帯電話など小型民生機器を除き、電動工具や電動アシスト自転車、自動車、電力貯蔵、建設機械などの大型製品に使用される大容量の二次電池とその部材市場を調査してその結果を報告書「エネルギー・大型二次電池・材料の将来展望2009(上・下巻)」にまとめた。

報告書では、自動車/輸送機器分野12製品、電力貯蔵/負荷平準化分野6製品、家電/DIY機器分野4製品、産業用機械/工作機械分野13製品の合計4分野35製品の市場と、その製品に搭載される大型二次電池及び部材の市場を分析した。
 
調査対象4分野35製品の2008年度の大型二次電池市場は前年比3.2%増の3136億円と見込まれるが、2014年度には5321億円にまで成長すると予測。現状では依然、その他に含まれる鉛電池が全体市場の50%以上を占めているが、2014年度にはニッケル水素電池がハイブリッド自動車向け需要により鉛電池を上回ると予測している。
 
また、リチウムイオン電池や、需要はまだ少ないが電気二重層キャパシタも今後有望な蓄電デバイスになるとしている。

《レスポンス編集部》

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