GMは19日、米国でシボレー『コルベット』に限定車の「GT1チャンピオンシップエディション」を設定した。モータースポーツでの数々の勝利を記念した特別なコルベットだ。
コルベットのレーシングバージョン『C6.R』は、レースで大活躍中。例えば、ALMS(アメリカンルマンシリーズ)のGT1クラスでは70回以上優勝し、シボレーに8度のコンストラクターズタイトルをもたらしている。また、ルマン24時間のGT1クラスでも5回の栄冠を勝ち取った。そんなC6.Rのエッセンスを市販仕様に取り入れたのが、今回の限定車だ。
ボディカラーはC6.Rと同じビクトリーイエロー。鮮やかな黄色はスポーツカーのコルベットによく似合う。精悍なブラックも設定した。ボンネットやルーフにはC6.Rと同様の専用デカールを装着。スポイラーやクローム仕上げのアルミホイールは、コルベットの最強グレード「ZR1」をイメージしたデザインだ。
インテリアはイエローのステッチをあしらった専用レザーシートを採用。インパネやシート、センターコンソールには「GT1」の文字が刻まれる。エンジンカバーはカーボンパターン。トランスミッションは6速MTが基本で、パドルシフト付きの6速ATはオプションとなる。
この限定車は「クーペ」、「コンバーチブル」、「Z06クーペ」の3グレードが用意され、各200台、合計600台を今春発売する。価格は6万5310ドル(約615万円)から8万6385ドル(約815万円)。ベース車に対して7840ドル(約74万円)高となっている。