三菱商事は、ブラジル国営石油会社であるペトロブラスBRASILEIRO社と共同出資事業を実施することで合意した。
両社は過去10年以上にわたって石油・ガス生産設備関連での協業を行ってきたが共同事業は初めて。
事業では両社が折半出資して合弁会社を設立し、水深3000m級ドリルシップ(深海鉱区掘削船)を保有する。総事業費は約8億3000万米ドルで、ドリルシップの竣工は2010年6月の予定。
合弁事業会社から同ドリルシップを傭船するブラジル・シャヒングループが、総合掘削サービスをペトロブラス社に提供し、ペトロブラス社が保有する国内外の深海石油・ガス埋蔵鉱区の掘削を進める。
三菱商事は、今回のペトロブラス社との共同事業を通じて関係強化を図り、石油・ガス生産増産計画への協業・貢献を推進する。