中学生に発砲 拳銃を奪われそうになった警官

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2日未明、愛知県豊橋市内で原付バイクに2人乗りしていた14歳の少年と、この少年に対して職務質問を実施しようとしていた警官がもみ合いになった。少年が警官の拳銃を奪おうとしたことから、警官が威嚇発砲する事態となった。

愛知県警・豊橋署によると、事件が起きたのは2日の午前2時30分ごろ。豊橋市中岩田付近の市道をパトロールしていた同署バトカーが、2人乗りの原付バイク2台を発見。停止を命じたが、バイクはこれを無視し、二手に分かれて逃走した。

パトカーはこのうち1台を追跡。豊橋市飯村北3丁目付近で追いつき、同乗していた少年に26歳の巡査長が職務質問を実施しようとしたところ、少年が激しく抵抗し、巡査長の顔面などを殴打した。

2人は激しいもみ合いとなったまま、近くの川に転落。この際、少年が巡査長の警官を奪おうとしたため、巡査長は「撃つぞ」と警告した後、川面に向かって1発を威嚇発砲。少年が抵抗を止めないため、背後に着弾させるように狙いをつけ、対面でもう1発を撃った。

少年はこの後に駆けつけた別の警官に取り押さえられ、公務執行妨害と傷害の現行犯で逮捕された。後の調べで、逮捕されたのは14歳の少年と判明。巡査長はもみ合いとなった際に左肩関節脱臼や打撲などの軽傷を負った。少年も打撲などの軽傷を負ったとみられる。

調べに対して巡査長は「周囲が暗く、相手の体格も良かった」、「中学生とは思わなかった」などと話しているという。警察では少年を厳しく追及。現場から逃走した仲間について調べを進めている。

《石田真一》

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