23日午前、富山県富山市内にある有料駐車場で、駐車場内に進入してきた軽乗用車が暴走し、場内のコンクリート壁に衝突する事故が起きた。この事故で運転していた74歳の男性がクルマと壁の間に挟まれて死亡している。
富山県警・富山中央署によると、事故が起きたのは23日の午前10時45分ごろ。富山市総曲輪3丁目付近にある有料駐車場で、駐車場内に進入してきた軽乗用車が暴走。入口近くのコンクリート壁に衝突した。
クルマを運転していた74歳の男性は半身を車外に出したような状態だったが、クルマはそのまま壁に突っ込んでおり、男性はクルマと壁の間に挟まれて胸部などを強打。近くの病院に収容されたが、大動脈破裂を原因とした出血性ショックでまもなく死亡している。
現場は自走式の大型立体駐車場。男性は駐車券を取ることができず、運転席のドアを開けて手を伸ばそうとしていた。この際に誤ってアクセルを踏み、意図しないままクルマが暴走したとみられている。