23日早朝、北海道北斗市内にあるJR江差線の踏切で、遮断機作動後に踏切内に進入した乗用車と、通過中の下り普通列車が衝突する事故が起きた。この事故でクルマが大破。1人が死亡、2人が重傷となっている。
北海道警・函館中央署によると、事故が起きたのは23日の午前6時15分ごろ。北斗市七重浜2丁目付近にあるJR江差線の踏切で、遮断機作動後に踏切内に進入してきたとみられる乗用車に対し、通過中の下り普通列車(函館発/上磯行き、4両編成)が衝突した。
クルマは押し出されるようにして大破。クルマに乗っていた3人は全員が韓国籍を持つ男性で、このうち後部座席に同乗していたとみられる28歳男性が頭部強打でまもなく死亡。運転していた30歳の男性と、助手席に同乗していた男性が頭部強打などで重体となっている。列車の乗客乗員6人にケガはなかった。
現場は遮断機や警報機が設置された踏切。警察では無理な進入が事故の主因と推測。運転者の回復を待って過失往来危険容疑で事情を聞く方針だ。