三洋半導体は、カメラ機能付き携帯電話向けに、業界最小となる「キセノンフラッシュ用IGBT」を開発した。2月からサンプル出荷し、5月から量産開始する。
主にデジタルカメラのキセノンフラッシュに使用されるIGBTで、同社は世界シェア40%を持つ最大手。今回、独自の半導体微細加工技術とパッケージ技術によって、キセノンフラッシュの調光に必要な性能は現行機種と同等のまま、実装面積を従来比約60%低減した小型化製品の開発に成功した。
この超小型キセノンフラッシュ用IGBTは、カメラ機能付き携帯電話や小型化が進むコンパクトデジタルカメラにも搭載可能。
また、外部端子の鉛フリー、パッケージ樹脂のハロゲンフリー、レアメタル使用量の削減、小型・薄型化による原材料の省資源化、IGBT高性能化による省エネルギーなど、環境にも配慮した製品となっている。
サンプル価格は250円。