[写真蔵]米大統領リムジン 1939-2009

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20日に米国ワシントンで開催されたバラク・オバマ・アメリカ合衆国新大統領の就任式で、新型キャデラックリムジンの専用車がペンシルベニアアベニューを走った。1939年リンカーン“サンシャイン・スペシャル”から最新型までの米大統領リムジン写真蔵。

就任式で使われた大統領専用キャデラックリムジンは新モデルとなり、2004年にデビューを果たした『DTSプレジデンシャル(大統領)リムジン』を継承する。新モデルは、キャデラックとして高い評価を得ているデザイン、テクノロジー機能を多く組み込み、大統領を運ぶうえでの利便性を考えた特別仕様としている。
 
フロントには、複雑に入り組んだ二種類のテクスチャーで作られたグリルを採用する。車体のフロントやリアのライトなど、縦型を強調したデザインエレメントは、市販モデルでも使われているもの。サイドやリアの輪郭は、キャデラック『STS』や『DTS』といった高級セダンを彷彿とさせるクラシックでエレガントなフォルムになっている。
 
キャビンの中は、デザイン、テクノロジー、クラフトマンシップのどれをとっても、キャデラックの最良のものが採用されており、モダンなデザインと昔ながらのクラフトマンシップが融合している。キャビンの主要な部分は、『CTS』スポーツセダンなどキャデラックの人気モデルでも使われている、手作業のカット&ソーによるプロセスで作られている。
 
特注箇所は、大統領専用車として後部座席エリアには広いエグゼクティブコンパートメントがあり、シートスペースはゆったりとし、外も見えやすく、モバイルオフィスとしての便利な機能を備えている。
 
刺繍がほどこされた大統領の標章を後部座席のバックパネルの中央と各後部ドアの内装パネルに付けた。大統領の標章は後部ドア外側にもついている。アメリカ合衆国の国旗は正面右側のフェンダーに配され、国旗は大統領が車で旅行をする時には、正面左のフェンダーに配される。夜には、ハイテクLEDライトがその国旗を照らす。

《レスポンス編集部》

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