8日早朝、茨城県つくば市内の市道で、パトカーに追跡されていた乗用車が丁字路交差点を直進。前方の川を飛び越え、対岸の土手に激突する事故が起きた。クルマは大破し、運転していた46歳の男性が死亡している。
茨城県警・つくば北署によると、事故が起きたのは8日の午前6時ごろ。これより約15分前の午前5時45分ごろ、つくば市漆所付近に住む人から「家の敷地内に見知らぬクルマが乗りいれている」との通報が寄せられた。これを受けて現場に急行した同署員が不審なクルマを発見。近くを徘徊していた中年の男に職務質問しようとしたところ、男はクルマに乗って逃走した。
クルマは市道を100km/h近い速度で逃走。パトカーは追跡を開始したが、クルマは約800m先の丁字路交差点を曲がらずに直進し、前方にある逆川を飛び越え、対岸の土手に激突した。クルマは大破し、運転していた男性は近くの病院に収容されたが、約2時間後に死亡した。後の調べで同市内に在住する46歳の男性と判明している。
現場は田園地帯で街灯は少なく、川側に車止めやガードレールは設置されていなかった。警察では事故の経緯から、男性が飲酒運転をしていた可能性もあるとみて、調べを進めている。