パナソニック09年度経営方針「打って出る!」

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パナソニックは、グループ社員に向けて「2009年度経営方針」を発表した。

現在の経営環境について、金融危機による世界的な不況・需要縮小と、新興市場拡大や低価格シフトという市場の構造変化が、同時に重なり合って進行する状態と認識、2009年度は「次なる発展のための徹底的な構造改革・体質強化と、成長への仕込みを行う年」と位置づける。また、GP3計画の目標に向けて最後まで前進し、市況回復時に大きく飛躍することを目指すことを掲げる。

具体的な取り組みでは、構造改革を進めるため、2006年度以降赤字の事業・商品カテゴリー、海外事業は撤退するなど、大胆な事業の選択と集中やコスト力の徹底強化を図る。

成長への仕掛け・攻めでは、焦点を絞った成長戦略を描く。海外増販に向けた取り組みではBRIC's+ベトナムで2009年度も2ケタ成長を死守するほか、これら以外の新興国でも積極的に取り組んでいく。

カーエレクトロニクス事業については、急激な事業環境の変化を踏まえて、事業戦略を再構築する。

加えて、再成長への徹底的な構造改革に取り組むとともに、伸びる分野を集中的に強化する。具体的には「世界展開車向けの受注の獲得」、「新興市場での市販商品の拡販」、「環境、安心・安全分野の拡大に向けた新たな車載システム事業の創造」を図る。

新規事業の創出では、2009年度から「新規事業推進支援制度」の運用を開始し、ドメインの重点テーマや全社横断テーマの事業化を本社として資金・技術・人材面から支援する。この全社横断テーマの一つである「ロボット事業化プロジェクト」については、「主体は人であり、ロボットは人のアシストに徹する」というコンセプトに基づき、作業・労働分野、医療福祉分野、生活快適分野の3分野で事業化に取り組み、2015年には1000億円以上の事業にする方針だ。

2009年の経営スローガンは「打って出る!」(Rise to the Challenge!)。

《レスポンス編集部》

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