ジー・トレーディングは、2009年2月期の連結決算業績見通しの下方修正を発表した。
中古商用車の販売価格の下落による利益率の悪化や市場低迷による在庫車の増加で業績が悪化している。これに加えて、ロシアルーブルの下落で、ロシア子会社のジー・トレーディングに対する円建ての買掛債務の為替差損7億5000万円が発生する見通し。このため、経常損益は5000万円の黒字から10億8500万円の赤字に、最終損益が2500万円の黒字から10億4500万円の赤字に下方修正した。
ロシアの建設機械販売不振の影響もあって営業利益は1億円を見込んでいたが3億5500万円の営業赤字に転落する見通し。売上高も175億円から166億円に下方修正した。
一方、同社は期末配当を1株当たり100円を予想していたが、業績悪化を受けて無配に下方修正した。